「とりあえず龍亮も準備!」


最後の手段で話をはぐらかす。




「はいはあい。」


諦めたのか龍亮はつまんなそうに二階へ上がってく。



「あー。なんか疲れた(笑)」


あたしはソファーに座って
制服のポケットからiPodを
取り出して音楽を聞く。






やっぱ音楽聞いたりすると
落ち着く、なんて思いながら。





階段を降りる音が微かに聞こえる

龍亮、準備出来たんだ。

あたしはiPodの音楽を止める。






「里紗、出来たよー」


目の前には私服の龍亮。