「さて、と‥行くか!」



「え‥どこに?」


きょとんとするあたし。



「はあー‥デートだよデート!」



「あ、そっか!デートね!」




ん?デート?

デートってデートだよね?

デザートとかじゃなくって

デート、なんだよね?!

龍亮とデートなんだ‥

え?!‥龍亮とデート?!





「‥えぇえぇえ?!デート?!」


あたしは大声で叫ぶ。





「そ。姉貴の服、貸すから」


龍亮は平然と言う。