「んう‥?誰?」


里紗が薄く目を開いて答える。



「誰って‥龍亮!」


寝てたんだ‥一気に安心する。



「伊藤くんかあ〜♪じゃあ夢だね」


訳わかんない事をいきなり言う




は?夢?なにが?




なんてのんきに考えると、
里紗はまだ話を続ける。




「伊藤くんギュッてして?」




またきた、里紗の爆弾発言。



「は?//お前バカかよ?」


素晴らしく動揺する俺。



「だって家だと1人だもん」

寝ぼけてるか起きてるか
分かんない里紗はそう呟いて
ポロポロと涙をこぼす。



「は?!ちょ‥里紗?!」


里紗の涙に弱い俺は戸惑う。