「告白して嬉しいって言ってもらっただけで、
輝とまだ付き合うとか聞いてないし…」
「はぁ?さっきので分かんねぇの?」
「わっ分かるけど…///その…」
やっぱりちゃんと言葉で聞きたいよね…。
「俺も好きだよ…
俺と付き合ってくれる?」
「…はいっ//お願いしますっ」
また輝は抱きしめてくれた。
「告るとかそんな事した事ねぇから何かめっちゃ普通だけど…///」
「ううん。全然嬉しいよっ」
私、今が1番幸せだよっ…
「俺、超幸せ…」
輝も私と同じ事を思っててくれていた。
この日、私達はついに恋人同士になった。
[輝ver]
美咲に好きって言われてほんと幸せ…。
「私も幸せだよっ」
そう言って少し顔を上げて俺を見る。
俺が180ぐらいだから、
美咲は160前後ぐらい。
この体勢だと、美咲が上目使いになる。
そんなニッコリ笑って顔赤くしてんなよ…///
こっちまで恥ずかしい…。
なにはともあれ、
俺達はめでたく恋人同士になれたのだった。
[美咲ver]
私と輝が付き合ってから、特に変わりはない。
輝は正樹にメールしたらしく、
いきなり電話がかかってきて、
『マジかよっ…まぁおめでとう』
と祝福してくれた。
優里と大地くんももちろん祝福してくれた。
何か嬉しいな…。
まだ学校では知られてないけどね…。
それに恥ずかしいよね…///
輝はモテるんだし、女の子達に知れたら、絶対嫌がらせとかあるのかなぁ…?
「な−にやってんだ?」
いきなり声がし、後ろを振り返る。
「ずっと机の上で頬杖ついててさ」
そう言うと輝は私の部屋のドアを閉めて入ってきた。
「ちょっ勝手に入らないでよねっ」
「まぁいいじゃん。この家に入れるのは明日までなんだからよ」
そう…。
もうあっという間に5日もたってしまった。
「そうだねっ…」
早いなぁ。
「おいおいっ美咲、そこは否定しようぜ?」
「へぇ?」
輝はいきなり私の手を取り、
ベッドへと押し倒された。
「ちょっ//」
「俺らは彼カノなんだから、
同棲生活終わっても部屋にはくるだろ?」
あっそうだよね…
「いつかはこの部屋でもヤっちゃったりすんのかなぁ〜?」
「ッ!!バッカ///」
輝の変態!!///
「冗談冗談っ
でも、美咲が可愛かったらヤる可能性もあるかも。
今はキスだけだけど…」
そう言い、輝にキスをされる。
「じゃあ今日は遅いから寝るか」
と、ベッドの布団に入る。
…私のベッドに。
「輝?」
「うん?何?」
と当たり前のような顔をして、
可愛く言う。
可愛い…//
ってそうじゃない!
「何勝手に寝てんのっ」
私は布団を剥ぎ取る。
「今日は最後だから一緒に寝ようぜ?」
「私達は彼カノなんだから「俺らの2人きりの生活は最後だろ?ダメ?」
そんな顔で見ないでよ…。
甘えた顔で…。
「分かったよ…。でもっ変な事したらただじゃおかないからねっ」
「はいはい…」
輝は渋々納得し、私は仕方なく
輝と隣で眠った。