しばらくして、先に書いたとおり、私は倒れて、仕事も休職することになる。




ある日、ふと、ゲーム内での日々を思い出した。
嫁さんって言われて大事に大事にされてた、素敵な日々。

またログインして彼に構われたかった。
大変だったね、大丈夫? なんて言ってもらって、甘いひと時を過ごすんだ。


久しぶりに携帯を開いて彼にメールすると、彼はログインして待っていると言う。
私はのろのろと起き上がり、パソコンを起動させ、ゲームにログインした。