まず、バリアをまとった私が、メテオドラゴンの前へ躍り出る。
ヤツは私に向けて攻撃しようと、三つある首をそれぞれこちらに向けて口を開ける。

メテオドラゴンの動きを確認して、魔術師さんが、ヤツの死角から一点集中型の魔法を発動させた。
幾筋もの光の矢が、先ほど告げた弱点に命中する。

おー、結構いいダメージ出てるじゃん。
これは、上手くいけば手早く倒せそうだ。


ダメージを受けて怒ったメテオドラゴンの、三つの首のうちの一つが魔術師さんに向いた。
大きく開いた口から炎の玉が吐き出される。
危ないっ!
間一髪で神官さんの回復魔法が魔術師さんに到達し、バリヤーが張り直される。

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-クリムゾン :さんきゅ、ろん
-白 龍 :まっかせとけー
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得意気な気持ちを表わすエモーションが、神官さんの頭上で踊る。