「じゃあさ、今日の帰りにする?それとも心の準備がいるか?」

「準備なんかいらねーし。今日の帰りにしよう」
ニヤニヤしながら言ってくる祐一に、俺はきっぱりと告げた。

「そうか。んじゃ、千里にメールするから」
祐一はそう言うと、手早くメールを打ち始めた。


あれ。
……いつからコイツは、こんなに萩野さんになれなれしい態度を取ってるんだ。
チサト呼ばわりだったよな、今。