私はその姿をずっと見つめていた。

なんでかって…?

私は不意に一目惚れというものをしてしまった。




窓の隙間から吹いてくる風で
少し茶色がかった髪がなびいている。
その姿がかっこよくて…



そんな中、一人で勉強している彼は
一度もこっちを向くことなく、
参考書ばかり見ていた。



あぁ…集中してるんだなぁ。
もう、いっそ参考書になれるものならなりたい!