えっ、ちょっと待てよ…

さっき、“そういうトコ変わってないよな”って言ってたよねぇ?

うん?えっ?あれっ?この人あたし知らないし…

誰かと間違えてるのかもしれないし、聞いてみよ。

「あの〜、誰かと間違ってるんじゃ?あたし、あんたなコト知らないし…」

彼は、少し微笑み、こう言った。

「覚えてないのかよ?俺だよ。中1まで一緒だったんだけど…じゃあ、こうしたら分かるか?」

と言って彼は、フニャッとした笑顔を見せて「僕だよ、僕。」と言ってきた。

分かった!!思い出した!!

「えっ!!まさか、小松?えっ!?」

「やっと、思い出したかぁ」と彼は優しく微笑んだ。