「零さんって、どんな人がタイプなの?」

「タイプか…そんなもの、聞いてどうする?」

「ちょっと参考にねっ」

「…何のだ?」

いつも無愛想で、たまに意地悪な零さんが今日はよく笑う。




しばらくして、目的地に着いた。


ついに…来てしまったのか。

死ぬかもしれないんだよね?


零さん…。

やっぱり私、…怖いかもしれない。