「私、もう零さんと居るのね…疲れちゃった。 柩さんは楽しませてくれたよ? だから… ばいばい、零さん 」 そう言った心愛の目から…涙がこぼれ落ちた。 周りに居た人間全てが、一斉にこっちを向いて…銃を構えた。 「捕まえたぞ、零! 必ずといっただろう!さぁ、早く早く…零を連行してくれ!」 どこか遠くから、荻原の声がした。 警察が俺を包囲していく。 だが、それよりも… 心愛の言葉が、俺に重くのしかかった。