「特別変異なら赤夜も変わらねぇのに。」

「僕ん家は平気だけどね。
草夜さんと黒壱さんだって特別変異じゃん。」

「黒壱はいいよな。特別変異ったって真っ黒だし。」

「そうか?!俺は飽きたがな。
草夜の緑もいいよな。」

黒壱の髪は真っ黒だが、黒以上に染まることはない。

「えぇ。僕も気に入っています。」

「今日さ紅夜が濡れ衣着せられてさ。赤夜が犯人だったんだけど。」

『「皆から反対と言わせればいい。
なに奴は先生方に目をつけられている。ちょっと事件を起こせば…。頼むぞ。」

「わかっていますよ。玄三郎様。
もう考えています。」

カチ
「あの会議のあとの二人の会話です。録音したんです。
今後も玄三郎さんと赤夜さんは何か仕掛けてくるでしょうね。」

「ジジィも幼稚だな。」