コーズの葬儀は滞りなく行われ、小高い丘にある外国人墓地に埋葬された。


本当は祖国の地に眠らせてやりたかったが、それは流石に無理がある。


なので仕方なくアモール帝国の地に墓標を立てることになった。


それでもケイの指揮で丁重に行われたので、コーズも笑って許してくれるだろうとオレオは内心そう思うことにした。


葬儀も終わり今後についてマリと相談したが、一旦ネシオル王国に帰国することに意見が一致した。


ケイが色々と魔王や聖剣について調べてくれたが、彼の情報網を持ってしても有力な情報を得ることは出来なかった。


ケイですら得られなかった物を、土地勘のない二人がウロウロしていても埒があかない。


それよりも一旦ネシオルに戻り、今一度アモス賢者に合って話をする方が効率的じゃないかということになった。


そもそもアモスの発言を頼りにアモール帝国にやって来たが、その本人の発言も怪しい点が多すぎる。


もしかしたら何か隠しているのではないか?


アモスの話しを聞いた時から、オレオはなにか違和感を覚えていた。