鉄血の十三騎士は、アモール帝国が誇るエリート戦闘集団である。


その昔、まだアモール帝国がネシオル王国と戦争中の時である。


ネシオル王国の“最高戦力”である四聖官に対抗すべく、国内の大小六十を超す民族から優秀な子供達をかき集め、幼少時から特殊な戦闘訓練を受けさせた。


剣術・銃術・魔術・戦術etc……。


ありとあらゆる戦闘術を叩きこまれた子供達。


その中からさらに優れた能力を持った。能力を得た子供達が、現在の十三騎士の中心メンバーとなっている。


十三騎士のメンバーはその名の通り十三人。


メンバーにはそれぞれ1~13のナンバーが与えられ、戦闘能力が高い者から若いナンバーが付けられる。


特に1~3のナンバーを持つ騎士は、一部では四聖官と互角の力を持っていると噂されるほどである。


否、それ以上とも……。


「……というのが、鉄血の十三騎士の歴史ってわけ」