でも杏?杏も私のこと1つも信じてないよね...


だって私の話1つも聞いてない。信じてほしかったよ。


「ごめん。でもうちはゆうてへんねん。」


りなが嘘言った。って言いたかった。でも今言ったとしても信じてくれない。


「りながゆうたからそうに決まってる。最悪やん!!」


「りなとうち、どっちを信じるん?」


「りな、本気やった。杏が可哀想やってゆうて泣きそうな顔で知らせに来た。」


「りな信じるんや。りな演技上手いからな。」


「りなのことまで悪く言うん?りなそこまで悪い子ちゃう!!!もうええわ。」


杏が去って行ったあと、私はその場に泣き崩れた。


涙がポロポロ出て止めようがなかった。


杏には信じてほしかったよ。