さっきとは違って感謝をこめたぎゅーーー。
1つに束ねた4人の腕を精一杯抱き締めた。
腕にしたのはさっき永樹さんまで届かなかったから。
拗ねちゃうからね。
「皆さん大好きです!」
抱き締めたまま嵐達に向けての感謝の言葉。
それを言った途端、嵐達はふるふると震えて…。
『そんな可愛いことしてどうなるか分かってんの?』
「へ?きゃああああー!」
永樹さんの言葉を最後に私の視界は真っ暗。
しかも苦しくて暑い!
『お返しだからねっ』
『はいっ、ぎゅーーーっ』
『嬉しいこと言ってくれちゃって』
相変わらず可愛い口調の竜さんに、私の真似をする一さん、それにしみじみしてる真人さん。
どうやら私は嵐4人に抱き締められているらしい。
「あーつーいーっっ!」
苦しさに耐えきれずその中から抜け出した私。
はーはー言ってると、4人がじっとこっちを見ているのに気が付いた。