もうどうにでもなれ!!
『えっ!?』
私のいきなりの行動に驚いている嵐達。
私の行動とは…。
『ねぇ、那子、俺まで手届いてないよ?』
そう、単純に嵐達4人をまとめて抱き締めただけ。
永樹さんまでは手が届かなかったみたいだけど。
だってしょうがないじゃない!
皆でかいんだもん!
「これで満足ですかっっ?」
私の問いに答えない嵐達。
しばしの沈黙。
『ぷっ』
それを壊したのは誰かの笑い声。
でもそれをきっかけに笑い声は大きくなり、気付けば4人とも笑ってる。
「何ですか!?」
笑われるようなことしてないし!
『いや、だって、意味分かんなっ…』
言いおわる前に笑いだす一さん。
『んなちっちゃい体で…ぷぷっ』
真人さんひどい!
ちっちゃいはしょうがないんですっ!
皆よってたかって笑って…。
「もう知りませんっ」
ぷぅ、と頬をふくらまして拗ねる私。