真人さんの背中にしがみつき、助けを求める。
『真人ばっかりセコい。俺にも』
自分にもしがみついて欲しいのか、私に向けて背中を向ける永樹さん。
「永樹さんにはしません」
『無理矢理させてあげようか?』
背中に無理矢理しがみつかせるってどうゆう状況なの?
絶対おかしいですって。
『なんなら俺が抱き締めてあげようか?』
「な…っ!」
竜さんまで!?
『じゃあ俺はねぇ…うーん…添い寝してあげる!』
「何で添い寝なんですか!」
一さんちょっとズレてるし…。
『『『覚悟はいい?』』』
真人さんの後ろに隠れる私にジリジリ詰め寄る3人。
真人さんヘルプ!!
と思ったのに。
『じゃあ俺は何しよっかな』
目の前にあった頼りがいのある大きな背中はなくなり、目に映るのは怪しい笑みを浮かべる嵐4人。
真人さんの裏切り者っっ!
ってヤバい…。
距離はどんどん近づいて。
「ちょ……皆さん……?」
怖いってば!
このままじゃもみくちゃにされる!
そう思った私はある行動にでた。