パーンッッ!パーンッッ!




何故今のタイミング?ってとこで、クラッカーの音。




いきなりのことに肩をビクリと震わせた。




何がおこってんの!?





『もうっ、永樹が勝手にドア開けるから変なタイミングになったじゃんか!』

ぷんぷんする一さん。






こっちはわけが分からないんですけど…?





はてなマークを頭にちらつかせていたけど、皆の声で理解できた。





『『『竜、誕生日おめでとうっ!』』』













あ、バースデイサプライズ的なこと?












って…………











「竜さん今日誕生日だったんですかぁ!?!?」









『騒がしいよ、那子』





それいつもなら私のセリフなのに。









「知りません!知りません!初耳です!」



プレゼントとか何にも用意してないし!


もう最悪…。




皆だってサプライズするなら私にだって教えてくれたっていいのにぃ。





私はぶぅ、と膨れっ面。

でも、





『お前ら馬鹿じゃねぇのっ?』

とか何とか言いながら、竜さんがめちゃくちゃ嬉しそうだからよしとしよう。