「警察…?それは困る。実は僕は吸血鬼なんだ」

一時の沈黙。

「サヨウナラ」

体を半回転させてその場から去ろうとする。

いきなり吸血鬼は無いよな吸血鬼は。

そうだ、これは幻覚なんだ。

夢だよ夢。

私はそう思うことにした。

「ちょ…ちょっと待ってよ!!」