「お、男って…まだあの子は5歳だよ?!」


てか、実際触られたのは頭だけだけど…



「関係ないだろ。年齢なんか」


秋兄はなんだか駄々をこねる子供のようにつぶやく


…もしかしてこれは



「秋兄…ヤキモチ妬いてるの?」



あんな小さな子に?


私なんかに?




「…悪いかよ」


秋兄は恥ずかしいのか、私の頬をぐにぃーとつねる


痛さを忘れるくらい私は幸せな気持ちになる



「あんな小さな子に?秋兄がヤキモチ?」


「…………」


「私に散々言ってたくせに?自分まで妬いてたの?」



私の攻撃に秋兄はどんどん小さくなっていった


やばい…


超楽しいっ!!



「愛梨お前…覚えてろよ」


「へへへ~!なんか嬉しいなあ~!」



私は上機嫌になって、秋兄の胸に抱き着いた







…でもそれがいけなかった