…いや、なんか明らかに様子がおかしい


「森谷さん?」


「え?!な、なんですか?!」



俺は少し屈むようにして、森谷さんの顔を覗き込んだ



「え?!あ、あの…ふ、藤原さ…ん?!」


「大丈夫ですか?顔赤いですけど…」



森谷さんはバッと頬を押さえて、俺から距離をとった



「え?」


「あ…すみません!だ、大丈夫です!」



森谷さんはペコッと頭を下げて、体育館のほうに走っていった



俺を残して





…大丈夫かな?具合悪いのか?


準備とか大変そうだったもんなぁ



無理してなきゃいいけど




俺は途中、体育館へ向かう園児達と合流して一緒に体育館まで歩いた