「だって秋兄先生、言ってたじゃない。俺は先生が大好き人間だって」
ああ
そこ聞かれたか…
てか聞き間違ってるし!!
「翼ちゃん、それは誤解だよ!先生と藤原さんはお友達だよ!」
森谷さんはなんだか顔を赤くして説明していた
「ふ~ん。そっか」
「ね?翼ちゃんはいい子だもんね?」
翼ちゃんはちょっと首を傾げていたが、こっくりと頷いた
誤解は解けたようだ
「じゃ、お友達を呼んできてくれるかな?体育館で待ってるから」
「はぁ~い!」
翼ちゃんは俺に手を振り、教室へと戻っていった
「すみませんでした!なんか、本当に…」
「ああ!気にしないでください!それにしても、さっきの子…最初は男の子かと思いましたよ」
俺は少し笑いながら、森谷さんに話しかけた
「え?あ…そうですかね?とっても可愛い子ですよ」
森谷さんはなんだか顔を赤くして、なんだかソワソワしているように見えた