ん?
柔軟の時って…
俺がからかった時?
「そ、そんなことないもん!!」
愛梨は全力で否定してるけど、若干声がうわずって聞こえる
はは~ん
そんなに嬉しかったのか
「どんな顔してた?」
「幸せそうな顔してたよなぁ~?」
俺がいきなり入ってきたので、2人はとても驚いた表情で俺を見た
「あ、秋兄!?」
俺の予想通り、愛梨は顔を赤くして俯いていた
やっべぇ~
楽しいっ!!
「なぁ?真穂、目なんかとろけてたもんなぁ?」
「そうそう!真っ赤だったもんね~!」
俺のいじわるな冗談に、真穂はノリノリで乗ってくれた
「ちょ、ちょっと…2人とも……」
愛梨は反抗できないほど、顔を真っ赤にさせて照れていた
「いやぁ~俺嬉しいなぁ!こんなに愛されてたなんて!」
「ねぇ~?秋兄はすっごい幸せ者だねぇ~」
俺と真穂の攻撃にただ黙って俯く愛梨
反撃しないってことは、まじでそう思ってくれてるのか?