柔軟を終え、少し課題曲で体を慣らす


20分ほどやって、秋兄は集合をかけた



「短い期間で悪かったが、みんなやっぱり上手いな!さっすが俺の生徒だな!」



ニコニコ笑う秋兄


イベントがすごい楽しみなんだってわかる



「よしっ!時間だから幼稚園に行くぞ!指示をよく聞いて、笑顔でやれよ!」



解散した後、私達は荷物を取りにロッカールームへ



「愛梨ってば、柔軟の時めちゃくちゃ笑顔だったね」


「え…?そ、そんなことないもん!!」


嬉しかったのはしっかりとバレてたらしい



「私が押してたらあんな顔しないもん」


「どんな顔してた?」



「幸せそうな顔してたよなぁ」



真穂は何も言ってないのに後ろから声がした



この声は……!!



「あ、秋兄!」


「お前らはやく行けよ!いつもビリなんだから!」



ドアに寄り掛かり、ニヤニヤと笑う秋兄



まさか…



さっきの会話聞かれてた!?