秋兄の大きな手が私の顔へと伸びてくる


暖かい手が頬に触れた


ビクッとなる私を秋兄は楽しそうに笑う


「何?お仕置き嬉しいのか?」


「な…そんなこと…」


気がつけば背中には壁


秋兄との距離は20cmくらい



ヤバいヤバいヤバすぎるよぉ!!!





「ぷっ!!あははは!!」


「ふぇ…?」



秋兄が突然笑いだしたから、思わずポカンとしちゃった




「あ…秋兄…?」


「お前素直だなぁ!そんないじめてほしいって顔すんなって!」



秋兄は目を細くして、ケラケラ笑っていた



私…そんな顔してた?


「もう!秋兄ってば!」


「はいはい、わりぃな!ほら、希望通りにいじめてやるよ!」



そういって秋兄は曲をかけた