「あっ!!黒崎ぃ。オメェ、強いんだな。俺、篠原砂樹也。頼むぜ。このクラスの級長してんの(笑)」
「あぁ。夜露死苦。」
「あはは。こえぇんだな(笑)俺美術部。展覧会開いた事あんだぜ?すげくね?」
「しってっよ。オメェの事は。」
「やっぱりぃ?俺、まぢ有名人なんだよね!っつか、そのせいで女からモテモテだったぜ?毎日外に出たくないくらいな。だからここに着たんだ。」
「そっか…。」
俺、篠原の事何にも知らなかった。家から出たくなかったのも女嫌いなのも…。
んまぁ、まずはお試し期間が要るってことっしょ?
きぃつけなはれ、己よ(笑)
なんつって。

部屋では沈黙が続く。
「おい。お前、質問していいか?」
「っんだよ。」
「お前女だろ?」
「あ?」
いま…女って言った!?
もうバレた!?
「俺さ、昔から女には反応するんだよ。なんつーか…女嫌いだからな。中2ん時に母親が変わって反応するようになって。中3からは寮制のトコ通って今も寮制だろ?」
「だから?」
「今もはら。」
奴の腕には蕁麻疹?鳥肌?が立っている。やっぱり無理なのか??
「…はぁ。女だったら何だよ。」
「オメェさ、俺だけならいいけど多分琢也も気づいてるぞ?」
「なんっで?」
「あいつ、俺の幼馴染なんだけどあいつも女嫌い。」
「嘘…。」
やばいじゃん…。
女嫌いが多すぎるんですけど??
俺にどうしろっつーんだよ。
「口止めに…俺の彼女になれ。」
「はぁ?意味わかんねぇ事言ってっとまぢ殺すぞ?」
「俺さ、キスした女には反応しなくなるんだぜ?く・ち・ど・め(笑)」
「無理。」
「んじぁ、広めちゃおっかな?」
「っわーったよ。彼女になってやるよ。たぁだ、俺は女っぽくないからな。」
「んな事見てわかる。」
「っせー。」
まぢ、無理なんですけど??
なにが口止めだよ…。
んで、脅されてそれに乗った俺も俺だよな。
奈緒ちゃん先生んとこいこっ。