有弥は立ち上がり、カバンを肩にかけて部屋を出ようとした時、おじいちゃんが入ってきた。 「お前さん、帰るのか?もう暗いんじゃし、泊まってけ」 「そういうわけには…」 「いいからいいから」 と背中を押され部屋に移動。 また泊まってくんだ。 別にいいけど…。 人とうまく喋れない私が有弥となら、普通に喋れてる。 有弥は他の人とは違うように見えた。