「そんなの舐めときゃなおるだろ」

「ダメ!!」

私は救急箱から消毒液を取り出す。

処置をする。
もう慣れたものだ。

そして陽に言う。


「じゃあ、生徒会室に行ってくるね」


「は?」

「ちょっと言いたいことがあるんだ」

「でも止めろ。アイツ、なに考えてんのかわかんねぇし」

「いいの」

私は決めたのだ。

反抗してやろうと……