☆ 他のクラスの人や上級生は、雑用として使うのがどんどんエスカレートしていった。 パンの味を間違えただけでカッターを近づけてきた。 …もう嫌だ…… バンッ 突然E組の扉が開いた。 中に入ってきたのは陽だった。 陽は傷だらけだった。と言ってもかすり傷ばかりだけど。 「だ、大丈夫!?」 「ああ、3年の不良に絡まれた」 「え!?ま、まぁ救急箱出すから!!」 いつの間にか救急箱は必需品となっていた。