「たぶんこの傷は消えないよ。まぁいいけどね」
そう言うと袖を戻した。


「別に同情なんていらないから。…まぁ、でも2年目か」

「…2年目?」


「この伝統って1年生のどこかのクラスがなるじゃん」


「うん……」

生徒会長はニヤッと笑った。


「だから、2年生になったら終わり=2年生になったら復讐、恨みをはらせばいいんだ」