みんなも「?」としていた。 そりゃあそうだよ。 陽は私の近くまでやってきた。 そして、 「調子乗っちまった」 とつぶやき、少し苦笑いをした。 でもその笑みは久しぶりにすっきりしたような笑みだった。 思わずこっちも苦笑い。 そして、候補者の演説を終え、投票の時間になってしまった。