『まぁこんなこと言ったら被害者ぶってるとか弱者のひがみだと思うかもしれねぇ。でも、そう言うしかねぇしな』


陽は目を一瞬伏せて小さく溜め息をした。



『面倒くさいから後は省略な』


えぇっ!?





『とにかく、俺は生徒会長の期待には答えない。前会長に頼まれてるんだ。ね?わかってるだろ?』



開田生徒会長をちらりと見た。