それに対して陽は公の場なんて大嫌いだし、堅苦しく演説までしなければならない。 正直とても不安です…… と思っているのも束の間 「陽、翠ちゃん、次だよ」 光くんの言葉で我に帰った。 「うわ、どうしよう……」 「大丈夫大丈夫」 光くんのスマイルで少し気が楽になった。 「よし、行くぞ」 陽が決心したように言った。 「うん!」 そしてステージに上がって行った――……