「まぁ、『好きな人には幸せになってもらいたい』ってあるじゃん?今は、その気持ちなんだ」


光くんはにこにこ笑っていた。


その笑顔は本物かわからないけど……




「俺は嫉妬したりしたけど、独占したいってわけじゃない。ただ笑っていてくれればそれだけで幸せと感じるんだ」


「そんなの、夢が小さいよ………」




「夢が小さくたっていいよ。人それぞれだし、本人が嬉しいと感じているなら」