∫hiRo 〜雨の向こうで僕が思うこと〜のレビュー一覧
考えること悩むこと そして 動き出すことの大切さ その先の未来には 無限大に広がる自分の可能性が見えてくるよ。 どの年代の人にもある悩みの、背中を押してもらえるような作品☆ 人生に迷った時 立ち止まってしまった時に この作品を読んでみて☆ きっと自分の目指す 未来が見えてくるはず 動き出してしまえば こんなにも簡単に抜け出せることが出来たのに、って 昔の自分をちょと思い出してしまいました(^-^)* いつかまた悩んだ自分が 読みたくなるだろう作品です☆ ぜひ、みんなにも読んでもらいたいです☆
感動しました。 宗一郎もツヨシも、お互い言葉は分からなくても、励まし合い、支え合い、成長していく姿が、本当に解りやすく描かれていて、まるで私も、物語の中にいる様な錯覚におちいりました。 そして、読み終えた今、私自身も、宗一郎やツヨシ、ショコラによって、どこかしら成長させてもらった様な気がします。 本当に素晴らしいお話でした。 感動を、ありがとうございました。
傷付いて飛び出した彼 生きる知恵をショコラに教わり、初めて知る世界に喜び 優しいシロと出会う そんな彼につけられた名前はクロ クロは自分の視点で常に世界を見つめ 一歩ずつ着実に進んでゆくシロを見守り続ける 柔らかくそして朗らかな文で語られる物語は、優しく様々なことを問いかけてきてくれます。 何事も経験して初めて気づく。 そしてゆっくりと消化してゆく。 気がついたらもう終わっていた、それぐらい最後まで夢中でした。 素直に涙するシーンもあり、少しそわそわしたり、こっちまで嬉しくなったり。 クロであり宗一郎である彼に、そしてシロに出逢えて良かったです。 まるで春の木漏れ日のような温かさを是非。
愛すこと、愛されること。 頼ること、頼られること。 与えること、与えられること。 助けること、助けられること。 簡単なようでいて、人間にとってなんて難しいことだろう? でも、素直に手を差し出せば きっと生きていくことはそんなに難しくないはず。 読み終えて、そんなことを考えました。 ――埃だらけの空を洗う、優しい雨のような。そんな美しい物語です!
優しいご主人夫妻と綺麗なお母さんと一緒に、平凡な飼い犬生活を送っていた「宗一郎」。 でも、僕はこのままでいいのだろうか。 そう考えた宗一郎は、あることをきっかけに家を飛び出した。 変わることって、難しいこと? そうじゃない、きっとそれは案外簡単にできることなんだ。 だけどたまには、立ち止まって俯いてしまう時もある。 考えて、悩んでしまうこともある。 そんなときはもっと考えて、もっと悩めばいい。 必ずそばには、支えてくれるだれかがいるから。 そして前を向けば気づく。 この世界が、とても素晴らしいということに。 胸に沁みこむ温かな気持ちと、強いメッセージ。 あなたも是非、感じてみてください。
雨が降ると思うんだ 「考えなさい、悩みなさい」 そう言っているように感じるんだ——… 飼い犬の「宗一郎」はまだ一歳足らずの幼い犬 お父さんは野良犬で お母さんは一緒に住んでいる 大好きな家だけど、こう思う 「このままでいいのかな?」 ある日の事件をきっかけにその思いのままに行動に移す宗一郎 家を出て 外に出る そこでであった猫 そして新しい友達シロ 優しさに触れて宗一郎は多くのモノを感じ成長する だけどそれは周りの人も… 野良犬になった宗一郎の過ごす一年、その一年の出来事を、覗いて見てください きっと優しい気持ちになれます 考えてもいい、悩んでもいい、躓いても、立ち止まっても きっとそこから何かを得るはず 大好きな作品です
雨は 考えなさい 悩みなさいと ボクにそう言うんだ 一匹の犬の冒険を 通して見えてくる きっと私たちが ちょっとした事で見落とし、見失ってしまう大切なモノ 寂しい心や小さな穴を埋めてくれる存在は案外すぐ近くにあって 一歩を踏み出す大切さを伝えてくれる物語でありました
人と動物、そして動物同士・・・ それぞれにドラマがあります。 実際の社会は厳しくて、辛いことのほうが多い気がしますが、この物語のように温かな思いやりが必要だと感じます。 それは人に対しても・・・ 動物に対しても・・・ この作品を読んで、思いやりの心を持っていただける方が増えればいいなぁ・・・と願っています。
考え、悩み、動き、伝え、感謝し、笑う。それはまさしく温かい命そのものである。“生きて、いる”こと。最後のエピローグで語られるこの一語に続くまでの小説があった。やはり真剣に生き、悩み、思いを巡らしている身近な風景がそこにあるからこそ、こういったテーマがきちんと浮かび上がっている。“独りじゃない!”との結びが力強く聞こえた。 動物視点ではあるけれど、着眼点は人間のかけがえのないところの可能性で、心に浮かび上がるいくつもの健康な風景が、その度に胸を温かくさせてくれた。 登場人物のそれぞれに“心惹かれる純さ”があった。不器用なほどに正直でいて、思いやりが深い。 心が澄むこの懐かしい匂いを、胸一杯に吸い込んで、明日の心へと刻みたい。
決して夜のシーンが多い訳ではないのに あたたかいミルクを用意して、一人で夜中に読む話だと思った。 あえて、難しい言葉を使わずに進んでいく物語の中で 静かに、何度となく この本の主人公と一緒に、アナタは思考を巡らすだろう。 自分の存在価値?他人との距離感?未来への漠然とした不安? でも本当は、そんな堅苦しいことを訴えるのではなく 『とりあえず、一歩前に進んでみちゃえば?いざとなったら、手をつなぐ相手を信じて、困った時には話してみなよ』 くらいな感覚で、オサルエスオさんは読者の背中を押しているのかもしれない。 このお話を泣けると読むか感動ものと読むか、ほんの少しの気持ちのサプリと読むか、読み手の状況によって変わってくると思う。 まずは今夜、読んでみては如何だろうか。 ちなみに私には、上質のサプリのように、効いてきた。
悩みなさい 考えなさい 悩んで考えるのは、人だけだと思いますか? 人だけではありません。 「彼ら」も、悩んで考えるんです。 泣いたりもするんです。 そして「彼ら」は逆に、人に教えてもくれます。 失われたであろう心 慈しみ 優しさ 思いやり この作品に、私は教えられました。 小さな命に教えられました。 「考えなさい、悩みなさい」 その先には、必ず成長がある事を。 癒されて下さい。 心が温まります。
主人公は犬です。 私にはこの主人公が“無垢”の象徴のように感じられました。 そして、その主人公が触れ合う人々や動物たちの物語。 アナタはこの物語から何を感じますか?
主人公であるイヌの目線から描かれる人間社会の現状。 その光景は普段目にしているものの、視点が変わると想像以上にリアルに突き刺さります。 誰しもが悩みを抱え生きていると思います。そんな時、ふと足を止めてこの作品を読んでみて下さい。 忘れかけていた何かを思い出せる……そんな作品です。 私は静かに泣きました。
世の中の優しい言葉や心、温かいものを集めた様な感覚の作品です。 一匹の犬目線で進むストーリーですが、激しさは無くても、日々のちょっとした心情の動きが、生き生きと描かれています。 そんな全てが一貫して、穏やかで温かい作品は良いですね。 号泣!でもない、やられた!でもないけれど、心には優しいぬくもりが残る感覚に、4星。