そしてシロはバイトがお休みの日があると、決まって僕の寝床の小屋で過ごした。


「来月から俺も学生かぁ。同級生はみんな年下だろうからなぁ。馴染めるのかなぁ、俺?」


イスに腰掛け、僕の毛をとかしながら、シロはたまに不安も漏らしていた。


「学校ではこうやっておまえたちの毛をとかす勉強とかもするんだよ。実験台にしてやるからな〜」


シロは僕をくすぐった。


「やめてー」


僕は体をくねらせた。


「昼間は学生で、夜はバイトマンに変身する、か。俺もやれば出来るんだなぁ」


僕はシロの顔をペロペロなめ回して、頑張ってるシロを褒めてあげた。