晴れの日は長くは続かなくて、それからまた何日か、不安定な天気が続いた。


そして僕はまた、家に閉じこもる日々を過ごしていた



 そんな中、シロは毎日お菓子を持って、自転車で僕のウチに来るようになった。


シロは、小屋の中の木材を組み合わせて、自分が座れる場所を作った。

どこからか幅広の板を持ってきて、僕の背丈ほどの高さのテーブルも作った。


そこにゆったりと座ったシロは、

「ここ、意外といいなぁ。マジ落ち着くよ……」

と、満足そうに言った。




シロは眠る僕の隣で、本を読んだり、書き物をしたりしていた。


そうやって、シロはシロの時間を、僕は僕の時間を、一緒の部屋で過ごしていた。


それだけの事が僕にはとても幸せで、シロも幸せだったらいいなぁと思った。