翌朝、僕は太陽の明るさで目が覚めた。

久しぶりの太陽は、余計に眩しく感じる。


僕はまだ何となく湿っている体を、小屋の表で太陽にさらした。

太陽は昨日までの働きを取り戻そうとするくらいに、熱く僕を照らした。


僕の体からは、冬の毛がずいぶん抜けた。

まだらで、何とも不細工な感じだ。

体から湯気が上がる。


気持ちがいい……




体が乾いた頃、僕は神社のカミサマにお参りをした。

「カミサマ、僕はオバサンと、シロと、ショコラにたくさん親切をもらいました。本当に感謝しているんです。僕も誰かに感謝されるような事がありますように」

神社の静寂が、僕に染み入る。


僕は、久しぶりに公園に向かった。


「ショコラ、今日は来るかな?」