「神社か……。そういえば最近あっちの方は行ってなかったなぁ」

ショコラはあの神社を知っているようだった。


さすがだ。


「でもさぁ、田んぼに囲まれてるし、静かで真っ暗で怖くなかったか?」

ショコラは心配そうに僕にこう聞いてくれたけれど、昨日の僕には喜びしかなかった。

「うーん、確かに真っ暗だったかな。でも昨夜は月が明るく照らされていたし、カミサマもいるし、安心してして眠れたよ」


とにかく僕は自分で見つけた最高の寝床に、とっても満足していた。