「カミサマ、僕はイヌの宗一郎といいます。僕は雨の日に眠る場所がなくて、ここに来ました。どうか僕をお守り下さい」

僕はカミサマにお願いをした。


お参りをし終えた僕はカミサマの門から外に出て、さっき見つけた小屋に入り、寝転んでみた。

「あぁ、なんて居心地がいいんだろう」

あまりの気持ちよさに、公園のベンチに帰る気がしなくなった僕は、今日からここで眠る事にした。