そして、実は今日、みんなが待ちに待っていたイベントがあった。


「今日はマリちゃんたちが遊びに来るのよ。楽しみねぇ!あなたもいい子にしているのよ?」

 マリちゃんとはご主人のマゴで、少し遠いところに住んでいる小さな女の子だ。


 僕と母さんは、いつもより念入りにシャンプーをされた。


 体がキレイになると、ご主人の奥さんは、

「少し早いけど、お誕生日のプレゼントよ!」

と言って、銀色の飾りがついた真っ黒でカッコイイ首輪を、僕に着けてくれた。

「今はまだ大きいけれど、きっとすぐに ちょうどよくなるわ」


 ありがとう!ありがとう!

 僕はとても嬉しかった。




 こうして僕はオメカシをして、後はマリちゃんが来るのを待つばかりとなった。