村山から名刺をもらった
翌週の日曜日。

今 俺は瑠楓の会社の前に立つ。


久しぶりの緊張感に襲われながらも、浮かぶのは高校時代の瑠楓の姿。

もう後悔の中で生きるのは
終わりにしたいんだ。

例え再び振られたとしても瑠楓の幸せの邪魔をしているのは俺なんだろう?

それなら最後くらいあいつの為にけじめをつけないといけない。


「よし!」


覚悟を決めて中に入った。