シャー‥

控えめに開けられたであろう
カーテンの開く音と
同時に俺の隣に小さな影


まだはっきりしない意識の中で、当然その影を瑠楓だと思い込んでだ俺は、すぐにベッドへと引き寄せた。

「んっ‥‥」


軽い口づけのつもりが
起ききれてない頭のせいか
だんだんと深くなる。

でも、ふと感じる違和感と
徐々に目醒める頭。


「!!」


勢いよく起き上がった俺の前にいたのは、少し前に告白してきた大木美奈だった。