君の第一印象は決して良くはなかった、多分君もそうだったのかもしれないね。

なんかぶりっこプラス優等生みたいな感じ、今思えばあれは君の素そのまんまだったんだよね。

毎日の生活の中で君との接点が多かったね。部活もクラスも委員も。

君は何にでも全力で一生懸命でナチュラルで、
ある日やらなきゃいけないことがやまほどあるのにもかかわらず、おれのやらなきゃいけないことでさえも君は引き受けてくれて。
めんどくさがりなおれは君の言葉に甘えて、
君は辺りが真っ暗になってもまだ一人でいて まあそれは後で人から聞いて知ったことだったんだけどね

そのことを聞いてからは君の印象が少しずつかわってきたんだ

君の笑顔を毎日少しずつ追い掛けてたんだ。まだ好きって気持ちには気付かず。それでもぼくたちは少しずつ仲良くなっていた。

まあ五月くらいまではとくに意識することなく。穏やかな学生生活を送るのでした。

本当にこの頃はなんにも意識しなかった、自分のことを名前で呼ぶし、なんかすごいマイペースで天然やし、まあすごい頭は良くていつもわからないところを先生にあてられたりしたときにこっそり教えてくれたりしたよね。