クラスに戻ると
もうみんな片づけを始めていた。
「 俺たちも片づけるかー 」
「 そうだね! 」
私たちのクラスは喫茶店だったので
机と椅子を直したり
壁紙を剥がしたりするだけで
意外とすぐ片づけが終わった。
「 あー、片づけ疲れたな! 」
と言っている舟橋は
多分誰よりも片づけていないと
想う。
「何疲れたなんて言ってんの!
あんた1番動いてないでしょー?」
「 いやいや、俺めっちゃ頑張った! 」
「 はあ?私の方がちゃんとやってたから! 」
「 …そうだな!ご褒美 」
ご褒美とか言って
みんな見てるなか、
キスできる舟橋は
ある意味すごいと想う。