「俺の方が美優よりももっと先に好きだった」

「んーん、あたしが先!」

「俺!」

「あたし!」




あたしと隼人は抱きしめあいながら

愛を語り合う。


隼人の香りがする。


優しくて、甘い匂い。




「えっ……あれ隼人くんじゃない?」

「 隣にいるの鈴木って子じゃん! 」




ふいに周りから声が聞こえてきて

あたしは隼人の胸から離れた。



っあ、そういえばここは廊下だ。


2人の世界に入りすぎてて

全く周りなんて気にしてなかった。



隼人はかなりもてるし……




これってかなりやばくない!?