あれから翔空は………


私からワインを取り上げて、


1人で飲んでる………


「ね、俺とケーキどっちすき?」


また?


「ん?ケーキ♪」


翔空は私が翔空よりもケーキ好きだって知ってる…


なのに、どうして何回もきくの?


「どうして?」


どうしてって…………


「おいしいから。翔空は食べれないじゃん。」


「………」



え?

そこ黙るの?





「……んッッ!!!何すんの!」


「キス。」


真剣な顔してこたえないでよ………


「最低………」


「俺のキスおいしい?」


翔空とのキスはワインの味がした……


「……おいしい。」