なんて無茶を…。


「とりあえず、保健室に行きましょう。」


「あぁ。」


大ちゃんはあたしを横抱きにして歩き出した。


あたしは、大ちゃんの胸に顔を押し付けた。


ガラガラガラっという音が鳴る。


「誰もいないみたいです。どうぞ。」


「さんきゅ。」


見つかったのが長谷川君でよかったのか悪かったのか。


大ちゃんはあたしを横抱きにしたままソファに座った。


「タオル、どうぞ。」


長谷川君からタオルを受け取って大ちゃんはあたしの髪を拭いてくれた。


ソレが気持ちよくてか、疲れたからか、あんなに寝たのにあたしは眠ってしまった。


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