どうせ、温かい家庭でも作って幸せに暮らしてるんでしょ?


憎くて、憎くて憎くて憎くて。


でも、やっぱり嫌いになりきれなくて、


会いたくて、こんなにもどうしようもなく・・・好きだ・・・。



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8歳のときに捨てられて、10歳になるまでお父さんと二人きり。


だけど、すぐに新しい義母さんができた。


派手な義母さんだった。


全然、お母さんみたいじゃなかった。


それでも、誰かに愛して欲しかった。


だから頑張っていいるのに・・・。


相手にしてもらえなくて。



そのときからお父さんはあたしを居ない存在として扱った。


何度も義母さんに言われた。


『あの女の子どもなんて絶対にいや』


義母さんがお父さんにあたしの文句を言うたびにあたしは怒られた。


小学校のときの思い出なんてない。


ただ、義理の姉ができただけ。